「最高のパートナー」＝「テネブラエ」

全クリしてから大分間が空いたけど、ラタトスクの感想を書いときます。

ゲームとしての完成度は、あんまり高くないかなと思う。
前作のシンフォニアのほうがずっと完成度高いです。
いろいろ使い回しが多いのも、懐かしいと思える半分手抜きだなーと思えてしまう。
フィールドマップがないってのもね…。このことでテンポが良くなってるかもしれんけど、イベントシーンのテンポが悪くて台無しです。なにせ、今回はセリフをボタンで飛ばせないイベントがあるので、妙にじれったい感じ。
テイルズはポンポン先に進めるテンポの良さが大事だと思うので、この仕様は微妙でした。

戦闘に関しては…なんか妙に気絶が発生する訳が分からん。
戦闘バランスも悪いなーと個人的に思う。
いったん袋にされると気絶発生→大ダメージの連続で死亡ってのが泣けた。
逆に敵が一体でサイズが大きめのヤツは、こっちが相手に何もさせずにボコボコにできちゃったり…。
やっぱりバランスが微妙でした。
ラスボスのリヒターよりも、アリス＆デクスのほうがずっと強かったよ。
ただ空中コンボは、ホントに気持ちいい…！
これからのテイルズは、やはり空中コンボだ！！
エミルの技は、ほとんどが新規の技だけど、かっこいいのが多くて良かったです。
虎乱蹴（虎牙破斬みたいなの）がめっちゃくちゃ好き。こればっかり使ってたｗ

ゲームに関しては、いろいろ細かい不満もあるけど
シナリオとキャラクターは、素晴らしかったので良しという感じ。
奥村さんデザインの新キャラ３人が大好きになっちゃいました。
弱虫なエミルが後半こんなにかっこよくなるとは。
しかも、エミルは終盤に戦闘ボイス変更という神演出が…！！
ホントは赤目エミルの凶悪な戦闘ボイスのほうが好きだけどｗ
この戦闘ボイス変更っていうのは、ホントに感動した！
マルタはずっとウザかったけど、ＥＤで好きになれました。
マルタ単体というよりも、エミルとセットですね。
そんで、テネブラエは…一番好きです。
歴代テイルズでも、こんなにおもしろいキャラはいないかも。
スキットでは、とにかくハジけてて笑わせてくれるのに、後半シリアスな展開の中で見せる頼もしさ、かっこよさがたまらないです。これはテネブラエを演じた大塚芳忠さんの力が大きいと思う。
マスコットキャラっていうレベルのキャラじゃないよ、テネブラエは。
ヴェスペリアのラピードもこんな感じのキャラだったら最高だったのにｗ

ＥＤは普通に感動。
エミルとマルタの永遠の別れで終わるのも切なくて良かったかもしれんけど
二人が再会して幸せそうに笑ってたのを見ると、ご都合主義な展開とはいえ この終わり方で良かったんだと思う。
Ｄ２にもバカップルはいましたが、それ以上のバカップルですね この二人はｗ

というわけで、ラタトスクの騎士はそこそこ楽しめました。
テイルズ本編としては物足りない出来だけど、スピンオフ作品と考えれば…いいかな。
とにかく最後まで「テネブラエ最高！！」なゲームでした。

テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクの騎士

• 出版社/メーカー: ナムコ
• メディア: Video Game

タグ：テイルズ